5月 30, 2017
インコネル625の量産の部品加工がありました。量産加工においては、図面に適合した部品をいかに安定的に、そして早く製造できるかがポイントになります。第1工程は、NC機を自動運転させ、昼勤/夜勤の2交代体制で効率よく生産します。第2工程は、切り落とした第1工程の品物を手仕事で完成品へと仕上げる汎用旋盤の仕事です。その仕事に注目しました。
1個手に取り、チャッキングし、刃物を送って削っていき、品物を取り出しました。そして次の1個を手に取るまで、僅か2.5秒。この電光石火の如く仕上げているのは仕上げ工程のスタッフです。数をこなしているうちに刃物の切れ味が落ちてくることを感覚でとらえ、適切なタイミングで刃物交換を行い、数を上げる。この2.5秒は社内のだれが見ても偉大だと感じるはずです。