A-286, SUH660という素材は、高温下で強度を確保する材料です。
加工後、応力変形のある材料で工具寿命の管理に気を遣う材料です。
現在は量産可能ですが、利益を出せる状態ではありません。
感覚的には、ニッケル201より難しく、ハステロイC-22よりも
取っ組みやすい感じです。
その難易度の高さに歯がゆい思いがするものです。
現在のハセヒキにおいて、A-286, SUH660の発注が来た時の品質ステイタスは以下の通り。
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1. 見積もり
使用する工具などが把握できつつある状態です。
ただし、想定外の事態への対応がまだまだ読みにくく
従来の稼働ベースでの価格設定でもなかなか見積もりが出しにくい状態です。
見積もりを出すまでに日数がかかります。
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2. 納期
見積もりが難しい理由は、この納期にも当てはまります。
実際、どのくらいの個数かにもよりますが、アイテムが形になっても
そのあとの自社検査で引っかかることも多々あります。これがまた悩ましいところです。
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3. 納品物の精度
歩留まりは悪くありませんが、仕上がり自体はハセヒキとして
最高に満足いくレベルにするためにはまだまだ研鑽が必要です。
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こちらの素材も、現在品質技術会議によって日々検証が進められています。
加工後の応力曲がりの許容は、お客様と打ち合わせが必要になります。
現在量産加工中で、安定加工チャレンジ中です。
ハセヒキはこの素材を胸をはってお受けできる状態にすべく、
日夜努力を続けています。
もちろん、新しい依頼も随時受け付けております。
ぜひ私たちと一緒に、この素材への挑戦を続けていきましょう。
この材質の実績や取り組みについては、BLOG記事があります。
切削!A-286,SUH660への妄想をご覧ください。