7月 09, 2016

お客様から工程能力という言葉を、ここ1年で多く聞くようになりました。
この工程能力を勉強しながら、実践・活用していこうと考え、表題にあげました。
さて、それを踏まえ、品質と技術を追求する上でのチャレンジテーマとして、耐熱合金であるインコネル625の切削加工が選択されました。形状は、六角ボルトと六角ナットです。その後の会議で、インコネル625ボルトの寸法精度は、±0.01を追及することが決まりましたが、そもそもそれに見合う工具や条件を見つけられるかが一番の課題です。 良品を最大限製作する手順も、”本気”で検討しなければ、課題は達成できません。
ゆえに、過去に行ったインコネル625の加工実績より、 そのときの工程能力がいかほどで表現されるのかをグラフ化、 4M変更管理の重要性とともに”おぼろげ”にでも工程能力の現状をチームメンバーと共有しました。
チャレンジの結果、もしも工程能力を満たすことができなかったときは、『目標達成のための実験』と解釈し、続行しよう!そう考え、ことの成り行きによっては試し削りにのみ集中し、量産加工の糸口をつかむことができれば、それはそれで良し。そんな感じで、後日チャレンジです。